ルイス・キャロル手書きの原本『Alice’s Adventures Under Ground』

不思議の国のアリス』の原本は、どんな本なのたのだろうか、とおもい探したら、『不思議の国のアリス・オリジナル』(書籍情報社、2008年11版)、大英博物館所蔵のキャロル手書きの原本『Alice's Adventures Under Ground』の復刻版(写真中央)と日本語訳の2冊セット函入り本をみつけた。『不思議の国のアリス』は、ルイス・キャロルが、リデル家の三人姉妹に即興で語り聞かせた話をもとに、挿絵を自分で描き自作の本に仕立て、リデル家の次女アリスにクリスマス・プレゼントとして贈ったもので、タイトルは『Alice's Adventures Under Ground(地下の国のアリス)』。のちに、挿話とテニエルの挿絵を加え出版されたのが『Alice's Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)』だ。


四六変形判で8ミリほど細身になっています。キャロルが撮影したアリス・リデルの写真が刷られた栞や、封筒にはいったアリス・リデルの写真が刷られたカードが付いています。日本語版にはジョン・テニエルの挿絵が挿入されていて、二人の挿絵を比較しながら楽しめるなどの工夫も嬉しいです。


アリスを垣根の下にある大きなウサギ穴に誘い込む「大変だ、大変だ、遅れてしまうぞ」の白うさぎです。高さ10センチほどですが、ずっしり重く、お気に入りのアリスグッズです。