鴨下晁湖の作品図版付きで800字位の略歴を書くだけなので資料はほぼ揃ったのだが、つい勇み足で、どうも集めすぎているようだ。今日紹介する挿絵は平山蘆江「第二の世界」(『現代大衆文学全集續5』平凡社、昭和5年12月)。挿絵だけで読者を魅了するほどの力はまだ感じられないが、昭和3年38歳の時に描いたデビュー作と比較すると、この2年間で、与えられたスペースに対する画面構成感覚がだいぶ慣れてきたように思える。日本画家として成功していても、必ずしも挿絵を描けるとは限らない。この頃は帝展の常連でもあったが、まだ単に文章



鴨下晁湖:挿絵、平山蘆江「第二の世界」(『現代大衆文学全集續5』平凡社昭和5年12月)


鴨下晁湖:挿絵、平山蘆江「第二の世界」(『現代大衆文学全集續5』平凡社昭和5年12月)



鴨下晁湖:挿絵、平山蘆江「第二の世界」(『現代大衆文学全集續5』平凡社昭和5年12月)



鴨下晁湖:挿絵、平山蘆江「第二の世界」(『現代大衆文学全集續5』平凡社昭和5年12月)