ミュシャとみだれ髪、公開講座開講の為の最少人数10名クリアの御礼


左)藤島武二:装丁『みだれ髪』1901〔明治34)年、右)藤島武二:画「蝶」1904(明治37)年



アルフォンス・ミュシャ「桜草」1899年
左右反対だが、花にキッスをしている横顔ということで、『みだれ髪」の』表紙や「蝶」と良く似ているのではないかと思われる。ミュシャさんには申し訳ないが、左右反転させて見ました。



アルフォンス・ミュシャ「桜草」部分、左右入れ換え
こうしてみると、どうですか? ルドンの蝶の絵も参考にしているとは思えるが、ミュシャの絵も大いに参考にしているので花かと思われる。


藤島武二:画、『みだれ髪』表紙部分



アルフォンス・ミュシャ「ジョブ」1896年、部分。この絵は部分拡大したものだが、かなり『みだれ髪』表紙画に似ており、おおいに参考にしたものと思われる。年代にも藤島が参考にしていたとしても無理がない。

アルフォンス・ミュシャ「ジョブ」1896年



藤島武二:挿画「明星」1902(明治35)年
藤島武二は「蝶」のほかにも、ミュシャの影響を受けたと思われる作品が見られる。上記の「明星」もその一例で、ミュシャの「サロン・デ・サン 第20回展」や「羽根」を参考にしているものと見られる。



アルフォンス・ミュシャ「サロン・デ・サン 第20回展」1896年



アルフォンス・ミュシャ「羽根」1899年