「本の手帳」第4号は、12月20日印刷入稿を目指して必死の追い込みにかかっています。


何とか正月明けには配本したいものです。


執筆者の多くは、編集などの世界で活躍している人たちで、某出版者の編集長や校正マン、デザイナー達のはずなのに、自分で原稿を作るとなると途端にど素人になりさがってしまう。普段執筆者達からされているだろう困ったことを、立場が変わるとこうなってしまうのかとあぜんとさせられる。


締め切りは3ヶ月も遅らしてくる人はいるし、文字量を制限しているのに明らかにオーバーしていて、レイアウトではみ出たら削りマスなんていう人もいるし。まるで殿様にでもなったような気分で執筆している。


デジカメで撮影したんだけど、どうやってデータを取り出すのか分らないからといって、SDメモリーチップを送り付けてきたり。12月1日の発売日になってからドタキャンを願い出てくる編集の現場で教壇に立っている人などなど、世の中どうなっているの、コレでは出版が斜陽化してしまうよと、憂いてしまいたくなるような師走の毎日です。


結局は終わってみれば、一番しっかりとした原稿を期日通りに送ってきたのは、出版関連業界以外で働く人たち4人だった。


次号からは、原稿の到着順が分るように、最後に届いた原稿は最終頁に掲載しようと思っていますが、どうでしょうか?