【小さな金平糖のような花がなんとも愛おしいイオノプシジウム‼︎】…市内の植物探索(26)
2月中旬だというのに、20度超えという陽気に誘われて谷戸新道を散歩していたら、大きな鉢からこぼれるように、薄ムラサキ色の可愛い花がびっしりと咲いているのを見つけました。
イオノプシジウムは、ポルトガル原産のアブラナ科イオノプシジウム属の一年草です。 日本への渡来時期は不明ですが、近年では栽培を逸出したものが本州各地で野生化しているのが確認されています。園芸で流通しているのはイオノプシジウム・アコーレです。ヒメムラサキハナナ(姫紫花菜)の和名を持ち、バイオレットクレス、ダイヤモンドフラワーの名前で流通することもあります。
花期は2月~4月。花期になるとこんもりと茂った葉の間から、花柄を長く伸ばし、先端に花径5~10㎜程度の小さな薄紫色の可憐な花を次々と咲かせます。メインの花というよりは、地面を覆うようにマット状に咲き乱れる脇役ですが、いいところは1回植えるとこぼれ種であたり一面に毎年咲いてくれるところです。