【子供の頃、山で食べたすっぱい「シドミ」と花も実もよく似ているが、ボケとは別物のようです‼︎】…市内の植物探索(32)

【子供の頃、山で食べたすっぱい「シドミ」と花も実もよく似ているが、別物のようです‼︎】…市内の植物探索(32)
 この時期に最も目立つ花で、散歩をしていても、あちこちの垣根や塀の隙間から真っ赤な花が顔を出しているのを見受けます。一つの枝にびっしりとたくさんの花をつけるのを見ると、気持ちが豊かになるような気にさせられます。
 ボケ(木瓜、学名: Chaenomeles speciosa)は、バラ科ボケ属の落葉低木。日本に自生するボケは、クサボケといわれる同属の植物。
 原産地は中国大陸で、日本へは古く平安時代に渡来し、観賞用に栽培された帰化植物です。大正時代に、新潟県新潟市と埼玉県川口市を中心としたボケのブームが起こり、園芸品種が作出され、庭木や盆栽、生け垣、切り花などとして鑑賞されるようになったのだそうです。
 花は3 - 4月に葉が芽吹くよりも先に、ふっくらした朱色の5弁花を咲かせます。短枝の脇に径2.5 - 3.5 cmの花が数個つきます。様々な品種があり、花色は淡紅、緋紅、白と紅の斑、白などがあり、雄性花と雌性花があります。
  名称は、果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜もっけ)」とよばれたものが次第に「もけ」→「ぼけ」に転訛(てんか)したと言われていますが、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとの説もあります。
 秋に結実する果実は楕円形で、直径は約3 - 10 cmほどになり、7 - 8月ごろに熟します。香りのよい果実を使って果実酒やジャムをつくることができます。
 
西東京市保谷町3丁目で2024.3.19に撮影したボケの花

 
 
西東京市泉町3丁目で2024.3.19に撮影

 
西東京市北原町1丁目で2024.3.19に撮影

 
 
西東京市泉町2丁目で2024.3.19に撮影

 

 

西東京市保谷町5丁目で2024.3.19に撮影したボケの花