スカシユリを描く!

【『非水百花譜』と同じモチーフを描く‼︎…その7-16.6.21】
 杉浦非水に習って植物画を100枚描く! その7枚目、スカシユリ
 「非水百花譜」には5枚も百合の花が描かれているが、このスカシユリはないので、今回は狩野探幽「すかしゆり」(写真左)を紹介します。
 今回描いたすかしゆりは、自転車で花探ししていた時に、道路脇の植え込みに咲いていたのを見つけ、たくさん写真を撮影して、写真をもとにして描きました。
 私は赤系の花が好きなので、これからは、ハイビスカス、紅葉葵、芙蓉、ノウゼンカズラ、と楽しみです。と思っていましたが、今手掛けているのは、クチナシ、タイサンボク。えっ、これって苦手な白い花だ。



リは普通、下向きに咲きますが、スカシユリは上向きに咲くのが特徴で、雄しべなどの花の中の様子を覗き見ることができるのでこの名があると言われています。が、花びらの付け根が細く、隙間があるのでこの名前がある、ともいわれてようです。どちらも正しそうですね。

狩野 探幽(慶長7年1月14日(1602年3月7日) - 延宝2年10月7日(1674年11月4日))は、江戸時代初期の狩野派の絵師ということなので、この絵が描かれたのは350年も前のことなんですね。驚きです。