なぜこんなに美しい無用門を創ったのか?

西東京市トマソン探検隊▶なぜこんなに美しい無用門を!】
 昨日は雨の中、お茶の水まで出稼ぎに行ってきた。折角トマソンの聖地まで来たのだから、と、赤瀬川原平が第二のトマソン「無用門」を発見した三楽病院通用門を探してみたが、やはり1972年?に撮影されたとおもわれる古い建物は見つからなかった。23区内でも西東京市同様に古い建物がドンドン消えてゆき大きなビルに建て直されていた。

赤瀬川原平:撮影、無用門、第2トマソン三楽病院通用門1972年?


 今のうちに記録しておかなければ消えてしまう、と焦る思いで西東京市内を探索して、おもいがけず美しい無用門を見つけることが出来た。



 使わなくなった門に、なぜこんなに美しい装飾をするのだろうか? ナマコ塀」というのかな、優雅だな〜。西東京市で見た無用門の中ではダントツに美しい(東町天神山)。ナマコ塀は壁面に平瓦を並べて貼り、瓦の目地(継ぎ目)に漆喰をかまぼこ型に盛り付けて塗る工法で、その目地がナマコに似ていることから呼ばれた。



 写真下左、すぐ脇に新しい門が出来たので不要になって塗りつぶされたのだろう。僅かに1m程ずれただけだが、家を増築でもしたのだろうか。なぜ古い門が創られたのかが理解できない。ともあれ絵本にでて来るようなかわいい無用門だ(保谷町)。