コブシ(辛夷)の語源はこの写真!

早春に他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせるコブシ(辛夷)。細長い花びらが10数枚あって垂れ下がるさまが、神前に供える玉串の「四手(しで)」に似ているので「四手辛夷(しでこぶし)」ともいう。この花の開花時期から農作業のタイミングを判断したり、花の向きから豊作になるか否かを占ったりするので「種まき桜」とも呼ばれる。花はよく見かけるが、コブシの果実(写真)は、生まれて初めて見た。散歩中に近所の公園で見つけた。この果実のにぎりこぶし状のデコボコがコブシの名前の由来らしい。