白樺の創刊

 
『白樺』は、明治43年(1910年)に、学習院出身の青年たち10数名によって創刊された、文芸・芸術雑誌。白樺派の主な作家には武者小路実篤志賀直哉有島武郎倉田百三、里見?、柳宗悦らがいる。武者小路は思想的な中心人物であったと考えられている。多くは学習院出身の上流階級に属する作家たちで、幼いころからの知人も多く、互いに影響を与えあっていた。岸田劉生率いる草土社との共同編集によって装画や挿絵更に美術論などに充実した雑誌を作ることが出来た。