大貫伸樹の続装丁探索(斎藤昌三)12

shinju-oonuki2005-07-14

 恩地孝四郎が、抽象絵画への憧れを抱きながらも、装丁の仕事ではなかなか思うような創作をさせてもらえなかった、大正時代。不満を抱きながらも装丁の仕事を続けた、作品を眺めながら、共に悔しさを味わってみようと思う。そんな話を始める為の準備期間を少しいただいて、今回からは、私の大好きな装丁「ゲテ本」について書いてみようと思う。