B斗君とキリギリスの二重奏です。天地56cm


このオブジェをつくる前には、今ではあまり見なくなってしまった「ノミ」のように体長の300倍も飛び跳ねることが出来る架空の動物が出来ないものかと考えていました。


5cmのバッタに換算すると150メートルもひとっ飛び出来てしまうことになる。体長1mくらいで、体が10cm程しかない、殆ど足だけの宇宙人のような超跳躍生物です。


小さな羽根を着けてやると、うまく風をとらえた時にはまるで飛び魚のように数kmくらいは飛べるようになる生物。
とりあえず足だけできていて、作業がなかなか進まないでいましたが、いつの間にかバッタに変身してしまいました。
でもそのうちつくってみたいと思っています。  
 


「黒ネコのサンポ」の時と同じように、この「二重奏」も、レリーフ絵画に描き起こしてみようと思っています。
オブジェなどは主に
http://blogs.yahoo.co.jp/higetotyonmage/
に掲載しています。

以前このブログで、石井鶴三が描いた中里介山『大菩薩峠』の挿絵について書きましたが、これがダイジェスト化されて、日本図書設計家協会会報「図書設計」72号に掲載されることになりました。タイトルは「イラストレーションはだれのもの」です。発売は6月20日ころです。石井鶴三大好きの私から鶴三へのレクイエム(requiem)のつもりです。




石井鶴三が描いた、新聞連載『大菩薩峠』の挿絵をつかって展覧会を開催した時に、著者の中里介山から、「挿絵の著作権は著者のもの」といって展覧会中止要望が出た。これがきっかけで、挿絵の著作権を巡り、石井鶴三と中里介山の間で、何度もトラブルが発生。ついには介山が訴訟を起こした、という話です。


「図書設計」って、なんだかわかりますか? これ、装丁という意味なんです。日本図書設計家協会というのは、平たくいえば装丁家協会とかブックデザイナー協会ということなんです。私も入会するまでは図書館を設計する建築家の集まりなのかと思っていました。

「本の手帳」創刊号がほぼ完売になりました。ありがと〜う!(堀内孝雄風に)感謝!感謝!



まだ一部の店頭には残っているかもしれませんが、版元在庫はなくなりました。皆さんの応援のたまものと心から感謝申し上げます。ありがとうございました。


現在4号が発売中ですが、5号の編集も着々と進み、6月には発売できるものと思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。



「本の手帳」4号 定価1000円+税+送料80円 
申し込みは、
FAX03-3225-0957
mail.md9s-oonk@asahi-net.or.jp
までお願いいたします。