2010-01-07から1日間の記事一覧

「犯罪公論」(昭和7年1月号〜3月号)に連載されたポリドリ著、佐藤春夫譯「バイロンの吸血鬼」にも掲載当時の木村荘八が描いた挿絵が掲載されているということが、今回の購入のきっかけになった。

当時は、まだサインのスタイルが決まっていなかったようで、「木画」とあるものや「S.Kim」などの表記が混在しているのも面白い。 挿絵:木村荘八、ポリドリ著、佐藤春夫譯「バイロンの吸血鬼」 挿絵:木村荘八、ポリドリ著、佐藤春夫譯「バイロンの吸血鬼」…

メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』の本邦初訳である「新造物者」には、小林清親や後藤魚州、武内桂舟が描いた「国乃もとゐ」(明治22年6月号〜23年3月号)に掲載された当時の挿絵が掲載されている。

小林清親:挿絵「新造物者」(「国乃もとゐ」(明治22年6月号〜23年3月号) さらに、

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお付合いのほどをお願い申し上げます。さて、今年最初に購入した書物は、東雅夫編『ゴシック名訳集成吸血妖鬼譚』(学研M文庫、2008年10月)1,800円。文庫本ながら568頁もある大部の本だ。

東雅夫編『ゴシック名訳集成吸血妖鬼譚』(学研M文庫、2008年)、イラスト/山本タカト、ブックデザイン/妹尾浩也 この広告文には 「西洋伝奇小説の源流、ゴシック・ロマンスの名作を歴史的名訳で復刻するシリーズ第三弾! 最終巻のテーマは「怪物の創造」―…