2006-02-16から1日間の記事一覧

あの玄文社か?

長谷川巳之吉が「自分が好きな文学や詩だけを創りたい」と第一書房を設立し、する前に勤めていたのが、たしか、玄文社という出版社だったのではないかと思う。そうだとしても、第一書房が第一冊目の松岡譲「法城を護る人々」を発行するのが昭和12年6月なので…

このミステリーじみた話も、じきに謎が解けた。

改造社版の序に「この本は最初大正十三年春友人内山理三氏にお頼みして玄文社から出させていたゞいたものでございます。ところが不幸にして玄文社は一時解散の止むなきにいたりましたので、この本もその後絶版のまゝになっていたものでございます。このたび…

恩地孝四郎装丁、吉田絃二郎『一人歩む』は2社から同時発売されていたのか?

1月30日、アンディさんからのコメントで、『一人歩む』が私が所有している本の他に、違う出版社からも恩地孝四郎装丁で発売されているという連絡をいただき、私もさっそく探し下記の2冊を入手した。 ・吉田絃二郎『一人歩む』(玄文社、大正13年1月17日初版…