『竹中英太郎(三)エログロ・ナンセンス』は難産だった

ブックデザインを担当した「挿絵叢書」シリーズの第3巻『竹中英太郎(三)エログロ・ナンセンス』(皓星社、2016.11)写真左が完成! 見本が送られてきた。今回は前代未聞の7校まであって難産だった。最後の校正は総ページ数が増え、束幅(本の厚さ)が増え、定価が変わり、バーコードも変わるという、最後の最後での大手術だった。


 何はともあれ無事に刊行できてよかった、よかった!
 写真下は見返しに割り付けられたイラスト。


裏情報ですが、次の第四回配本は横山隆一で、竹中英太郎は第六回配本で再登場するらしいです。
 横山隆一「フクちゃん」は昭和11年1月、朝日新聞東京版連載「江戸ッ子健ちゃん」の14回目に脇役として初登場、10月朝日新聞全国版に移り健ちゃんの主役の座はフクちゃんに奪われ、フクちゃんが主人公の「養子のフクちゃん」が連載開始した。昭和46年5534回の連載記録を残して終了。



横山隆一「江戸ッ子健ちゃん』eBookJapan、2014年



写真=横山隆一『フクちゃん』eBookJapan、2014年