♪う〜のはなの♪の卯の花が、うつぎだったとは。不覚!

♪卯(う)の花の、匂う垣根に時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて〜 しのび音もらす 夏は来ぬ♪(佐々木信綱作詞・小山作之助作曲「夏は来ぬ」)の「うのはな」とは、おからを使った料理で、垣根の向こうから美味しそうな香りがして、ホトトギスが「♪東京・特許・許可局〜」と鳴くというかってなイメージを最近まで疑わなかった。


な、なんと、うのはなが、うつぎだったとは。不覚!


小学校で習うには難解すぎてまったく理解できていなかったようで、「しのびねもらす」って何を漏らすと夏が来るんだろうか? 分かりますか?


ホトトギスは夜に鳴く鳥として珍重され、その年に初めて聞くホトトギスの鳴き声を忍音(しのびね)というようです。ホトトギスが夜に鳴くのを聞いたので夏がきたなぁ!という歌のようです。


「鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす」とは、夜が更けてもやって来ずに鳴いてくれないのなら明け方まででもまちますよ、という意味のようで、かごの鳥に呼びかけているのではないようですね。