ハンプティ・ダンプティはあのリチャード3世?

アリキス:画『ハンプティ・ダンプティ』(1843年版の復刻、ほるぷ出版、1992年)が届いた。縦83×238mmの横になが〜い経本折り製本7頁。広げると190cmにもなり、そこにあの♪ハンプティ・ダンプティ塀の上に座った〜♪という4行の詩をひと続きの絵にして描いている。日本では12代将軍・家慶が水野忠邦天保の改革を行わせていた頃の本で浮世絵盛んな頃でもある。


 ハンプティ・ダンプティシェイクスピアが史劇の主人公にした15世紀のイングランド王リチャード3世だという説がある。最近、中部レスターの駐車場の地下から骨がみつかったことでも話題になった。リチャード3世は自分より王位継承権上位の幼い甥・エドワード5世を殺害して王位を奪った疑いがあるが、次の王位を狙うヘンリー・チューダとの戦いに敗れ、わずか在位2年で敗北死した。