今ではこのような科目はなくなってしまいましたが、この接ぎ木の説明は『小学農業書』(大日本図書㈱、明治40年)に記載されていたもの。

恐らく、リンゴや梨など大切な農業技術の一つなのでしょうね。此の本の最終章には「農業は国を富まし、兵を強くするには欠くべからざる。これによりて立つ所の国は安全強固なり」とある。自給率30数%では。外交にも弱腰にならざるを得ないのかも知れませんね。



『小学農業書』(大日本図書㈱、明治40年


桑の木の取り木の方法を図示したもので、右は丁子取り、左は傘取り。明治時代には、絹は重要な産業でしたから、養蚕についても教科書でもしっかりと教えていたようだ。

『小学農業書』(大日本図書㈱、明治40年