オブジェ制作再始動

1週間近くオブジェの制作を中止していましたが、昨夜は11時頃からうとうとしていたので、今夜は歯を磨いて寝ようとした途端に、12時頃に突然目が覚めてオブジェ制作に取り掛かってしまった。人形だけを完成させて、途中で放り出していたのを完成させる気になったのだ。やっとエンジンがかかってきて、朝はいつものように水彩画も描き始めた。



今回のオブジェは「箍(たが)回し競争」だが、タガといっても、樽などに使う本当のタガではなく、自転車のタイヤの金属の輪(リム)の部分を外し、1本の竹で押しながら走るという競技で、昔は運動会でもよくやっていた。早く走ろうとするとタガだけがとんでもないところへ走り去ってしまうし、ゆっくりやるとすすむ方向が定まらず、倒れてしまう。竹の棒1本でアクセルやハンドルやブレーキの役目をやってのけながら走る高度なテクニックが必要な競技なのです。


私が実際に「タガ回し」をやったのも昭和30年代ですから、どことなく「3丁目の夕日」に出てきそうなシーンですね。となるとこのオブジェはやっぱり、荒川の土手で夕日を背景にして撮影するとかっこいい写真ができ上がるのかもね。そのうちにどこかでやってみます。


実は、このオブジェのテーマは、先頭を走る走者の不安や後続の走者のがんばり、追い抜かれていくものの「ちくしょ〜!」などという心境を表現できないものか、というのが狙いどころなんですが「わかるかな〜、わかんねだろな〜」(このギャグ、ちょっと古くて、やっぱりわかんねーだろうな。)


ボンドがまだ乾かずに、白く見えるのがいかにも製作中という感じで生々しいでしょう。