蓑虫を使った本

shinju-oonuki2005-11-25

 
以前このブログ16でも蓑虫を背に使った小島烏水『書斎の岳人』(書物展望社昭和9年)を紹介した事がある。背の部分を見ていただくと、一辺が2cmくらいの◇模様を確認できるものと思います。実は、これがミノムシの蓑一匹分なのです。この背には、30匹ほど使われれており、限定980部なので、約3万匹のミノムシが使われたことになる。
 
この蓑虫の加工法が、2005年11月25日の読売新聞「彩時記」という覧に掲載されていたので切り抜いてきた。長崎県諫早市の大坪敬一さんによる札入れの作り方だが、加工法は同じだろう。