2005-11-25から1日間の記事一覧

ミノムシはガの幼虫

200年以降、宮崎県や徳島県では、オオミノガを絶滅危惧種としてレッドデーターブックに記載。ミノムシは、ミノガ科に属するガの幼虫で、口から吐く糸で小枝や葉を器用にあしらいながら、丈夫で独特の風情を持つミノを織り上げる。

ミノムシは絶滅危惧種

最近ミノムシを見る事が無くなったと思っていたら、東京だからという事ではなく、ミノムシの代表格のオオミノガは、中国から侵入してきた「オオミノガヤドリバエ」というハエが寄生し、ミノムシを絶滅に追い込んでいるのだそうだ。

ミノムシを加工する

その記事によると「ミノを切り開いて手洗いし、小枝や葉を除くと弾力のあるフェルト状の「まゆ」が現われる。アイロンをあて乾かせば1枚の生地になる。これを接着剤でつないだりミシンで縫ったりして札入れを作る。一つ作るのに70〜80個のミノがひつようだそ…

蓑虫を使った本

以前このブログ16でも蓑虫を背に使った小島烏水『書斎の岳人』(書物展望社、昭和9年)を紹介した事がある。背の部分を見ていただくと、一辺が2cmくらいの◇模様を確認できるものと思います。実は、これがミノムシの蓑一匹分なのです。この背には、30匹ほど使…