「書物楽会」誕生か?

 
そのうちに「書物楽会」でも起ち上げ、本物の学者達も集めて交歓会をやってみようかな、と本気で考えている。印刷、製本、布や紙などの資材、装丁など、本の内容をのぞいて、書物を物として探求する会。どこかに20〜30人集まることが出来て、3000円くらいで夕方6時頃から3時間〜4時間貸し切りにしてくれる場所がないかな? 多少おなかにも何かを入れて、ビールの一杯位を呑みながら。本を持ち寄るところに水は禁物!なんてお叱りをウケそうだが……。
 
書影は、意表をついて使い古しの番傘を使った書物楽会のシンボル的な装丁、斎藤昌三『書痴の散歩』(書物展望社昭和11年)『別冊太陽─本の美』(平凡社、1986年)より転載。