2011-04-18から1日間の記事一覧

挿絵に写真版が使用され出したのは大正二三年頃からと思うが、凸版はやや遅れたように思う。しかし写真や凸版が使用されても原画はやはり原寸に描いた。ただ用紙が自由になったと言うだけだったが、次第に大きさも自由と判ったので、木版の窮屈さが一度に吹き飛んだけれど、木版の味を慕う人にはまだ馴染めなかったようである。

この新製版術の登場に依って挿画も変化を来たし洋画が取り入れられ自然洋画家も出現した。斉藤五百枝とか田中良、清水三重三といった人がそうであろう。竹久夢二も時事新報へ久米正雄の『蛍草』だったかの挿画に特異な挿画をモノして注目された。 この辺で当…

院内の自販機が……(闘病記2011.4.19)

病院内に設置されている自販機7台のうち4台が使用中止になっている。勿論計画停電に協力しての節電対策だと思うが、かなり不便になった。石原都知事が自販機は要らないといったが、意見としては理解出来るが、実際には困惑する人がたくさんいるのではないか…