2010-08-17から1日間の記事一覧

松本清張「西海道談綺」が連載されていた昭和46〜51年の「週刊文春」を探しに京王デパートの古書市に行ってきた。運良く51年2月19日号と2月26日号を見つける事ができた。栃木県鹿沼から来てくれた古本屋さん、ありがとう。

以前、ネットで検索したときに週刊文春は殆ど1000円以上だ、500円も1冊あったがそれでも、300円以下でなければ買わない、とつぶやいた。すると、なんと本当に300円の「週刊文春」を見つけてしまった。私は古書市で購入する前に、「この本は○○円以下なら買う…

単行本には連載時の書誌データ記載がなく、岩田専太郎がいつまで「日暮妖之介」のさし絵を描いていたのかは、今のところ不明だ。「堂昌一さし絵画集」(ノーベル書房、平成4年)にも、堂昌一が描いた「日暮妖之介」のさし絵が挿入されているが、こちらもさし絵のキャプションの日付は「1972」年とあるだけで、詳しい掲載月日は記されていない。ぜひとも編集者は、雑誌や新聞に連載されたものを単行本にまとめる時は、連載時のデータを記すように心がけて欲しい。

専太郎が他界した昭和49年2月に抱えていた絶筆となった連載もの、「小説サンデー毎日」に連載の山岡荘八「徳川家光」は4月号まで掲載、「週刊文春」に連載中の松本清張「西海道談綺」は3月号まで掲載され、そのあとを堂昌一が引き継いで描いた。 そのことに…

笹沢佐保「日暮妖之介」初出の「週刊小説』創刊号が届いた。

「週刊小説」創刊号(実業之日本社、昭和47年2月)、表紙:司修 永田力:画、五味康祐「忍者が骰子をふった」(「週刊小説」創刊号(実業之日本社、昭和47年2月) 岩田専太郎もいいが、永田力が描いた巻頭小説「忍者が骰子をふった」のさし絵にも魅せられ一…