2010-06-05から1日間の記事一覧
「吉川英治全集」は、新たな挿絵を描いて挿入しているが、これでは意味がない。出版社は、挿絵の重要性に関する認識が欠けているのではないだろうか。新聞掲載時の白黒のイラストよりは、カラーの挿絵を新たに加えたほうが見栄えがいいのはわかるが、明らか…
主役のイメージ作りにも、多くの作家が、挿絵にヒントを得ながら作り上げたことを述べている。新聞小説の場合は、文章に詳細な説明がなくとも人物の着物や髪形、身長、体重などを先行して作り上げなければならないことが多いからだ。風景、建物などについて…
ネットでは1冊500円以上の吉川英治全集も、ここでは3冊500円。全巻欲しかったが、3冊だけでずっしり重い。 ほかには、須田剋太が描いた「街道をゆく」も購入。「坂の上の雲」は2種あったが、いずれにも挿絵は掲載されていない。新聞小説を単行本にする時…