2010-05-28から1日間の記事一覧

下高原健二(しもたかはら けんじ、1914〜1992)代表作に「坂の上の雲」の挿絵のほか、渡辺淳一の『愛のごとく』、『まひる野』、今東光の『明日また』、大岡昇平の『天誅組』の挿絵などがある。

「坂上の雲」は産経新聞(夕刊)」に1968(昭和43)年4月22日 〜1972(昭和47)年8月4日にかけて、4年半にわたり計1296回連載された。構想期間も含めると10年間に及び、司馬遼太郎は40代のほぼすべてを費やしたという。この小説は1999(平成11)年から 2…

日本出版美術家連盟の物故者略歴作成に着手した。来年6月刊行予定の「粋美挿画」第2号から、旧会員の作品と略歴「素晴らしい先輩たち」(仮題)を毎回6人ほど掲載していこうという企画での執筆を依頼された。 

岩田専太郎や高畠華宵、手塚治虫、名取春仙、山口将吉郎、山川惣治、茂田井武、梁川剛一、齊藤五百枝、小松崎茂、志村立美などなどそうそうたる面々が登場するが、このような知名度が高く、画集や自伝、エッセイ集などの著作物がある場合は、略歴を作るのも…