2005-10-26から1日間の記事一覧

村山知義『構成派研究』(中央美術社、大正15年)にも

「機械化」(『構成派研究』)という章に「機械的要素の芸術への導入の次には芸術の機械化がくるのは当然である。芸術品の個々の手工芸的制作は、中世紀的であり、ブルジョア的であり、不必要な贅沢であり、大衆の協同と平等の社会には全くふさわしくないも…

大貫伸樹の造本探検隊47(柳瀬正夢装丁「骸骨の舞跳」

柳瀬正夢装丁、秋田雨雀『骸骨の舞跳』(叢文閣、大正14年2月)は、柳瀬の装丁の中では最も気に入っている作品だ。前衛美術運動の影響やグロッスの影響なども感じとることもできる。何よりも外の作品には見られないユーモアがある。 『骸」の文字が隠れんぼ…