2005-10-05から1日間の記事一覧

これも斉藤のこだわりか

四六判120頁の薄手の書物で、一見普通の詩集のように見受けられるが、前記のようなこだわりが随所に見られ、斎藤昌三の隠れたアイディアを至る所に見つけることが出来る、こだわりの造本である。表紙の芯ボールが面取されているのもそんな斉藤のこだわりであ…

これが書物展望社の本?

いつもの書物展望社の本とは一味違う瀟洒な装丁の本が、大阪の斜陽館から届いた。 写真の眞田喜七『詩集 雲の時計』(書物展望社、昭和15年)がその本。 装丁は著者ゆかりの画家らしい塚本茂。見返しにも表紙の続きのように雲の絵が印刷されている。巻頭には…