2005-06-09から1日間の記事一覧

なお、「紙魚の手帳」33号は7月10日発売です。

神田神保町すずらん通りの東京堂、書肆アクセスにて発売されます。 有島生馬が「美術新報」で恩地に献辞をささげたのが、たしか大正4年4月だったとおもうが、この頃の有島生馬は、大正3年に文展を批判して二科会を創設する中心的メンバーであった。いわば日…

運命というものを考えてしまった。

もちろん恩地の才能もあっただろうが、新しい美術の流れや、初めて体験する木版画のことなど、さまざまな新しい大きな事が次々に目前に表れてきて、ことごとく体験し身に付けていく。生活は苦しいといいながらも、恩地にとっては、ある意味で恵まれた時代だ…

「ムンクの影響を受けた」

といっているのは、大正2年4月の白樺主宰の第6回美術展を指しているのではないだろうか。 「第6回展にはムンクの銅版画が、8点並べられ、ロートレックの石版画、ゴッホ、ゴーガン、セザンヌ、マティス、ピカソ、ルドンなどの複製画、ロダンの彫刻、それに与…

大貫伸樹の続装丁探索3

以前の装丁探索を読んでみたい方は、http://blog.melma.com/00140644/へアクセスしてください。 紙魚の手帳の原稿締め切りが6月10日に迫ってきたので、昨夜は朝4時まで、入稿データー作りをやってしまった。いつも入稿は、完全印刷データーで渡すため、自分…