2012-05-01 1940年、第二次大戦の戦火迫るパリを脱出し、7月帰国した頃に藤田嗣治が描いた挿絵でまだパリの香りを芬々と漂わせている。9月には陸軍省嘱託としてノモンハン戦闘を主題とする作品制作のため新京へ行く。藤田嗣治のサインは、「Foujita」、「嗣治Foujita」(画像右下)「嗣治」が多く、タブローには「嗣」一字だけのサインは見受けない。掲載した画像「改造」(昭和15年9月号)は「嗣」(画像右上)一字だけのサインだ。アルファベットのサインは禁止されていたのだろうが、それだけではなく複製絵画にはタブローと同じサイ