『デモ画集』に掲載されている名取春仙：画、夏目漱石「三四郎」26点の挿絵を3回に分けてブログで紹介しようと思ったが、いろいろなところから少しずつ探し集めたら、50点も集まってしまい、4回でも掲載できなくなり、結局5回に分けてアップする事になりそうだ。それでも新聞掲載時の110点には及ばないが、一度「三四郎」を読んだことがあれば、今回掲載したとびとびの挿絵を眺めるだけでも、ストーリーをつなぐことはできるるのではないだろうか。それこそが、春仙挿絵の新しさなのだ。『三四郎』は復刻版があるので安く手に入れることが出来るので、是非一読をお勧めします。
ここまで集めてきて、野田九甫：挿絵、夏目漱石「坑夫」も気になってきた。野田も春仙と同時入社で、大阪朝日新聞紙上で、おもに時代小説を担当していた。
名取春仙：画、夏目漱石「三四郎」8-1（名取春仙『デモ画集』如山堂書店、明治43年）
名取春仙：画、夏目漱石「三四郎」8-3（東京朝日新聞、明治41年10月24日）
名取春仙：画、夏目漱石「三四郎」8-6（東京朝日新聞、明治41年10月24日）
名取春仙：画、夏目漱石「三四郎」8-9（東京朝日新聞、明治41年10月24日）
名取春仙：画、夏目漱石「三四郎」8-10（名取春仙『デモ画集』如山堂書店、明治43年）
名取春仙：画、夏目漱石「三四郎」9-3（名取春仙『デモ画集』如山堂書店、明治43年）
名取春仙：画、夏目漱石「三四郎」9-6（名取春仙『デモ画集』如山堂書店、明治43年）
名取春仙：画、夏目漱石「三四郎」9-8（名取春仙『デモ画集』如山堂書店、明治43年）
