左から「鵜の目鷹の目」「からくり」「二兎追う者」。
しばらくは、この書体にはまってしまい、蔵書票の文字はとことんこの書体を使っていました。
2006年というサインがあるので、3年ほど前につくったものです。
ⓒshinju oonuki 2009
どの作品も、アンミツ体の文字だけではなく「オッパイ」が描かれていて、このころ、オッパイ願望というか、あこがれがあったのでしょうかね。
安野光雅さんの大ファンで、田川精一さんが主宰していた「紙魚の手帳」に創刊号から30数回に渡って連載させていただいた時も、最初に書いたのが、「安野光雅の装丁」だった。そんな安野ファンの自分を「アンミツファン」と呼んでいた。アンミツ姫みたいで、受けると思っていましたが、殆ど反響はありませんでした。安野さんが装丁した本は数百冊持っています。「ふしぎなえ」「ふしぎなさーかす」「さかさま」よりもっと古い、まだ童画家としてデビューする前の「レイアウト・安野光雅」と記された本まであつめました。
消しゴム版画のデビュー作がこれらのアンミツ体を使った蔵書票でした。カラスのイメージまで安野風にしてしまいました。