2008-09-17 あの牧野富太郎って大学教授じゃなかったんだ。牧野富太郎のすごさは、この見出しが全てを語っています。『植物学雑誌』などに次々と論文を発表するなど目立ちすぎる無冠の一書生は、主任教授・矢田部良吉から植物学教室から追放宣言された。生涯、一講師で終った牧野の生活はかなり苦しかったなんて、にわかには信じがたい。清貧という言葉がぴったりする。自慢じゃないが、おいらは赤貧だけどね。 「サライ」(小学館、1991年)