私が集中して集めている広川松五郎の装丁本の項目を検索してみると

下記写真のように37点記録されていて、私が5~6年かけて集めた本の半数以上が記載されている。かなり使える。しかし、こんなにたくさんのデータを入力するとかんがえただけでもうんざりしてしまうが、著者本人が全部入力したのだろうか? 考えられないほどのものすごい力仕事だ。



「先立っての三岸節子美術館での装丁展以降に興味や関心を寄せてくれた美術館は、宮本三郎記念美術館(これは2006年にさっそく装丁展を開いてくれ)、山口蓬春美術館は「紀要」に在庫本の装丁本をまとめてくれました。この本を出すのにハガキ案内を送ったら香月泰男美術館、平福百穂美術館より問い合わせや電話、紀伊国屋書店に数冊の注文が入り、発行所に紀伊国屋書店から問い合わせがあったとのことです。」と、美術館が装丁に関心を持ち始めているとの事だ。装丁がにわかにブームになってきたのは嬉しい。


ちなみに、三岸節子美術館での装丁展は、平成17年に開催した埼玉文学館の「装丁浪漫」展(服部武さん企画・担当)の成功がきっかけになったと、三岸節子美術館での担当の杉山さんから直接聞いています。美術品でもなく文芸作品でもない装丁作品がその両方から注目されはじめたのは歓迎すべきうれしい兆候だ。


私は装丁は複製美術だと思っておりますので今まで美術館が1品制作の作品だけを集めているのは片手落ちではないかと思っております。かわじさんも同様に力説しています。