酸性紙特有の劣化が

shinju-oonuki2006-03-15

先週、購入したばかりの北原白秋、田中善徳『水の構図』(アルス、昭和18年)だが、最初からジャケットは破れていた。安いから仕方ないかと思って購入したのだが、帰宅してネットで検索してみたら、決して安い買い物ではなかったようだ。おまけにこのボロさ。紙が酸性紙なので劣化が始まっており、破れやすくなっている。
 
やはり妥協せずに保存状態のいいものを入手すべきだったかな、と今となっては反省頻(しき)りだ。この本には恩地の名前はどこにも記されていないが、「恩地孝四郎装幀目録」に記載があり、恩地の装幀であることが立証された。