装丁家・大貫伸樹の装丁挿絵探検隊
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装丁家・大貫伸樹の装丁挿絵探検隊
2012-05-02から1日間の記事一覧
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木村荘八のサイン(右下)は何と書いてあるのか分からないまま特異な形を勝手に「木村画」と書いてあるのだろうと解釈していたが、昨日見つけた『富士に立つ影』の挿絵に描かれたサイン(左下)は、比較的読みやすく「荘八画」と書いていることが分かった。2003年以来の間違った知識が9年ぶりに今ここに訂正された。
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郄橋忠弥(1912〜2001年)の代表的な装丁といえば昭和31年第1回中央公論新人賞を受賞しベストセラーになった深沢七郎『楢山節考』(昭和32年)だろう。忠弥はサイン収集のターゲットである戦中にも佐々木邦『夫婦讃歌』(昭和17年)などたくさんの装丁を残しているが、その何れにもサインを見つけることができない。1965(昭和40)年に渡仏したころから絵が明るくなる。佐藤愛子『加納大尉夫人』(昭和44年)の装画は、滞仏中に描いたものでビビットで明るい色調が心地よい。
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