装丁家・大貫伸樹の装丁挿絵探検隊
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装丁家・大貫伸樹の装丁挿絵探検隊
2012-04-29から1日間の記事一覧
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丹下左膳で競演した小田富弥と志村立美が、「日曜報知」(昭和9年)同じ冊子でまたも競演している。偶然なのかよく似た構図で、題材も女性の顔のアップだ。志村立美のサイン(右下)は、鏡文字ではなくなっている。美人画で評判の高い立美に「オレだって女くらいは……」と小田が挑んだのだろうか?
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丹下左膳の挿絵といえば小田富弥だろうが、画像右は昭和8年新聞連載の林不忘「丹下左膳」続編の挿絵で知られる挿絵画家のサインだ、がこのサインは初めて目にする。左右対称の上の一文字から大方の推測はできるだが、なぜ鏡文字なのだ。岩田専太郎と並び称される人気挿絵画家・志村立美(1907−1980年)画、大河内翠山「春霞晴の勝負」(「日曜報知」)挿絵のサイン。
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イラストレーター、エッセイストなどとして活躍する和田 誠(1936年4月10日 - )さんご本人も忘れているのではないだろうかと思われるほど昔の少年の頃の作品・挿絵4ページ分を「赤とんぼ」(昭和23年2月号)に見つけた。文末に「東京都世田谷区代沢小学校・坪内龍雄指導」とあるので、初等科5年生の時に先生の指導の元に制作し、応募したのだろうか。和田さんは1945年に世田谷区立代沢小学校3年次に転入しているので間違いないと思われるが。さすがにサインはなかった。
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