2011-06-28から1日間の記事一覧

「やがて時代そのものが、戦時色に染められる。戦時下にあっては、戦時文化統制ともなる。富田千秋もまた馬にまたがった軍人の雄姿を描くなど戦争物をてがけている。

昭和17年ごろから、雑誌の廃刊や合併もあいつぎだした。紙質も悪くなれば、ページ数も減らされるあんばい。だから、さし絵画家の出番すくなくなる。仕事の場は、せばめられてゆく。ところが"紙芝居"の道には、そうした波をもろにかぶることはなかったのだっ…