2011-04-11から1日間の記事一覧

谷崎潤一郎の「蓼食う虫」の小出楢重のさしゑがまたたのしいものでした。それからあとは永井荷風の「濹東奇譚」の木村荘八・徳田秋声の「縮図」の内田巖。それから何という題の小説だったか阿部知二の鎧文吾という主人公の出てくる小説のさしゑ脇田和。まだ思い出せばいろいろありそうです。夢二がおもしろかったこともあるし、童画では初山滋がいいと思ったこともあります。

木村荘八:画、永井荷風「濹東奇譚」 内田巖:画、徳田秋声「縮図」 さしゑは一作品ではなくてマスプロによって直接大衆によびかけることのできる絵の一種、とことわるまでもなく、樹分それの専門家として立っているものだし、立たねばならぬものだと思いま…