2011-03-28から1日間の記事一覧

院内ストレス(闘病記2011.3.28)

院内感染という言葉は聞くでしょうが、院内ストレスは私の造語です。入院するということはみんな何らかの原因があって入院するのだから、相部屋の場合は多少の我慢しなければならないこともあるだろうと覚悟はしてきたつもりだったが、実際は想像をはるかに…

著者と挿絵画家が一体となって一本の小説を作り上げていくことを「画文協働」とか「画文共鳴」などという表現があるように、画家と作家が何か共有するものがある時には、本当によい作品がうまれることが多い。幼くして母を亡くしたどうしであったりとか、同郷人で趣味が同じであったりとか、その共通点がテーマの小説に出会うことは数少ないだろうが、傑作を世に残す大きなチャンスでもある。

田代光の代表作の一つでもある浜本浩「浅草の肌」(「東京日々新聞」昭和22年)もそんな著者と挿絵画家が一つになって作り上げた新聞小説のひとつだ。 「夕刊『東京日々新聞』が復刊したのは昭和二二年頃です。これは浜本浩さんとボクのコンビで当時の混乱し…