2010-07-16から1日間の記事一覧

「さし絵画家にも長老先輩、若手新進、洋画日本画出身者色とりどりだが、さし絵画家の組織した挿美会の機関誌「さしゑ」に斯界の先輩諸公として、さしえ長距離選手の十位までのランキングがかかげてある(但し昭和三十年四月現在)さし絵画家としての経歴年数の長い人々を選出したのである。」(津島壽一『芳塘随想』芳塘刊行会、昭和36年)

一、約五十年 細木原 青起 二、四十年 清水 三重三 三、三十六年 田中 比左良 四、三十五年 岩田 専太郎 五、三十五年 寺本 忠雄 六、約三十四年 神保 朋世 七、三十二年 林 唯一 八、三十年 川原久仁於 九、三十年 嶺田 弘 十、三十年 宮田 しげを 4位の岩…

岩田専太郎の最初のさし絵は?

この岩田専太郎の「講談雑誌」に寄稿した挿絵がデビュー作となるので、早速探してみた。専太郎の挿絵が掲載された「講談雑誌」は、とりあえず ・田中空雷「大探偵譚 人形の片腕」(「講談雑誌」第6巻4号、大正9年4月) ・百川如燕「実録伊達騒動」(「講談雑…