2009-12-21から1日間の記事一覧

これが、もう一冊の『善太と三平』、小穴隆一装丁版。

内容は、版画荘版の続篇に当たるようなもので、内容の重複はなく、新たな話が17篇掲載されていた。 小穴隆一:装丁、坪田譲治『善太と三平』(童話春秋社、昭和15年) 提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から小穴 隆一(おあな りゅういち…

装丁:川上澄生、坪田譲治『善太と三平のはなし』(版画荘、昭和13年)を古書価1000円で見つけた。保存状態はあまり良くないが、なかなか手に入らない本なので、この価格は掘り出し物といえるだろう。この本とよく似たタイトルで、小穴隆一:装丁、坪田譲治『善太と三平』という本を確か以前購入したように記憶していたので、同じ内容の本なら、二人の装丁家が同一テーマで競っているようで、比べてみたら面白いかも知れない、そう思って購入した。

装丁:川上澄生、坪田譲治『善太と三平のはなし』(版画荘、昭和13年) 川上澄生については、新潟県の美術館で見たりして版画家としての澄生は知っていましたが、装丁家としての仕事は萩原朔太郎『猫街』(版画荘、昭10年)、 『ゑげれすいろは人物』(濤書…