2009-02-25から1日間の記事一覧

幼くなっていく桃太郎に気を取られ過ぎたが、今回のテーマは、桃太郎は何歳の時に鬼退治をしたのかだった。

楠山正雄『桃太郎(『日本童話宝玉集』下、冨山房、大正11年)には、 「桃太郎は十五になりました。もうそのじぶんには、日本の国ぢゅうで、桃太郎ほどつよいものはないやうになりました。桃太郎はどこかひろい外国へ出かけて、腕いつぱい、力だめしをして見…

桃太郎が、明治以来100年かけて徐々に若返っているのは、回春型の桃太郎に出てくる桃を桃太郎自身が食べてしまったのではないかと思われるほどの若返りぶりだ。

大野豊:絵、卯月泰子・文「ももたろう」(『名作アニメ絵本シリーズ20』長岡書店、1992年) この本の最終ページには「『ももたろう』は日本昔話の一つです。ももたろうのもとの話は、どろぼうのうわまえをはねる内容で、戦争中、日本は、植民地を持つ西欧列…