2009-02-05から1日間の記事一覧

朝、出社途中に、図書館によって滑川道夫『桃太郎像の変容』(東京書籍、昭和56年)を借りてきた。購入しようと思ったが、結構高価なので、とりあえず図書館の本を読んでみて、どうしても欲しいと思ったら改めて購入しようかと、ちょっと節約をしてみた。

通勤電車の中で30頁ほど読んでみたが、これがかなり面白く、所謂研究書によくありがちな、専門用語の羅列で文章がこなれていなく読みにくい本と違って、滑川道夫氏はさすが教育者だけあって文章も達者だ。巻頭には沢山のカラー写真が掲載されており、巻末に…

関野準一郎装丁、井上靖『腠の木』(集英社、昭和46年)が本棚から出て来た。幾何学的な面白い構成で、配色も美しく気に入ったので、購入しておいたものだ。これがケヤキの木に見えるかどうかは別として、抽象的な形態で自然のイメージを作るのはかなり大変な創作だと思う。

関野の装丁本がまとまってどこかにあるわけではないので、見つけたらそのつど掲載して、いつか、関野準一郎の装丁の話をまとめてみようと思う。 関野準一郎装丁、井上靖『腠の木』(集英社、昭和46年)、右が函の表面