2008-09-24から1日間の記事一覧

一説によると、この藤井健次郎「普通教育 植物学教科書」(開成館、明治39年)のように、植物学が学校教育に取り入れられたことが、明治40年代の図鑑のブームを作り出すことになったという。

藤井健次郎「普通教育 植物学教科書」(開成館、明治39年) 藤井健次郎「普通教育 植物学教科書」(開成館、明治39年) 藤井健次郎「普通教育 植物学教科書」(開成館、明治39年) この本は、絵がすごい。挿絵のリアルな描写や大胆な構図をみただけでも、執…

奥付がなく、著者名や発行出版社名が分らないが、ネットで調べてみると、斎田功太郎 佐藤礼助 、『最新図説 内外植物誌』(大日本図書、大正5年)ではないかと思われる。1928頁におよぶ大部の本で、束は8cmもある。丁度『広辞苑』と同じくらいの厚さがある。

斎田功太郎 佐藤礼助 、『最新図説 内外植物誌』(大日本図書、大正5年) 本の厚みが分るように撮影してみたが、こんな状態なので、本文中の植物画を複写するのは難しい。緻密な絵が4000位記載されているのではないかと思われるが、この図鑑にも挿絵家の名前…