「……活字の組み方も横や逆轉の手間のかゝつた未來派的構成主義と稱する奔放ぶりで、繪と詩が主體となり、常識的には何が何ンだかエタイの判らぬ繪畫が多かった。殊に第三號は古新聞を綴合わせて、それに別刷りにした詩や繪を勝手に貼込んで本文としたり、踊…
齋藤昌三『げて雑誌の話』(青園荘、昭和19年)は、装丁も内容も「げて本」だ。限定百部の非売品であり、なかなか手に入らない貴重な本だ。こんな本を探し出してくれたのは、毎度登場する「玉晴」の店主堀口さんだ。造本は、内藤正勝。表紙の貼り題簽にはア…
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