2012-07-03 久しぶりに事務所に行った。郵送されてきた仕事が届いていて、危うく仕事を一つ逃すところだった。資料をかたずけていたら大正から昭和初期にかけての大判のグラフ誌をたくさんストックしたファイルが出て来た。その中から1冊、何とも妖艶ではないが不気味でもない不思議な高橋成薇(生年不詳–1994):画「週刊朝日」(大正14年3月号)を紹介しよう。成薇は昭和5年、中村貞似と結婚、その後は制作をしていないようだ。画面右下のサインが背景に溶け込んでおり、取り出すのが大変だった。