2011-01-29から1日間の記事一覧

濱野政雄(彰親)さんが、初めて挿絵の仕事をしたのがこの「トップ」で、「編集長が大いに気に入ってくれて、表紙の他にも何点か描いた」という。巻頭の2色刷、ダンテ・アリギーエリ「神曲地獄篇」や甲賀三郎「探偵小説強盗」の挿絵も担当していて、新人としては大変なもてはやされようで、大抜擢だ。

濱野彰親:画、「トップ」第三巻第三号(トップ社、昭和23年4月1日) 濱野彰親:画、ダンテ・アリギーエリ「神曲地獄篇」(「トップ」第三巻第三号、トップ社、昭和23年4月1日) 濱野彰親:画、ダンテ・アリギーエリ「神曲地獄篇」(「トップ」第三巻第三号…

神保町・東京堂書店に「本の手帳」10号50冊を持って、納品に行ってきた。そのついでに、ちょっと古書市によってみたら苦楽社版「苦楽」創刊号が300円で売られているのを発見、速購入。

中山太陽堂が設立したプラトン社版「苦楽」と戦後に創刊した苦楽社版「苦楽」の違いを調べていないのであまり立派なことは言えないが、大阪の化粧品会社「中山太陽堂」(現クラブコスメチックス)が1922年(大正11年)に設立した「苦楽」は、1928年(昭和3年…