2011-01-05から1日間の記事一覧

石井鶴三が印刷メディア登場するのは、日本美術学校彫刻科に在学中、北沢楽天が主宰する『東京パック」に、風刺画や風俗画のコマ絵の画家として寄稿することから始まる。この頃の鶴三を詳しく紹介している尾崎秀樹『東京パック時代」(『石井鶴三全集第一巻』形象社、昭和63年)に見てみよう。

●石井鶴三『東京パック』時代 北沢楽天主筆「東京パック」は、明治38年4月創刊。石井鶴三は明治39年5月より廃刊までの8年間、漫画記者として参加した。その間に「東京パック」から「フレンド」「家庭パック」にも執筆、「楽天パック」が大正2年で廃刊になる…