2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

いまのところ、わかっている堂昌一が描いた一番古いカットは、27歳の時に描いたこの「家の光」昭和26年12月号に掲載されたカットだ。

堂昌一:画、「家の光」昭和26年12月号カット 堂昌一:画、「家の光」昭和26年12月号カット

堂昌一35歳の時のカット。

堂昌一:画、「家の光」昭和34年8月号カット 堂昌一:画、「家の光」昭和34年8月号カット

少し年月をさかのぼって、昭和35年の作品だ。堂昌一36歳の時のさし絵だ。さすがにデッサン力は確かだが、画面の構成などは、昭和49年「西海道談綺」など岩田専太郎の後釜を引き受けた頃に比べると、やや拙い感じがするところが、成長の過程が見えてきてちょっとおもしろくなってきた。

堂昌一:画、秋葉大亮「幕末剣豪列伝浅利又七郎義明」(「剣豪列伝集」昭和35年6月) 堂昌一:画、秋葉大亮「幕末剣豪列伝浅利又七郎義明」(「剣豪列伝集」昭和35年6月) 堂昌一:画、秋葉大亮「幕末剣豪列伝浅利又七郎義明」(「剣豪列伝集」昭和35年6月)…

相変わらず35度の猛暑日が続いているが、ここ新宿の空はすっかり秋模様。うろこ雲やすじ雲をみつけることができた。そろそろ涼しくなってくるのかも。

2010.9.3 18:00の新宿の空これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/05/22メディア: 単行本購入: 483人 クリック: 15,840回この商品を含むブロ…

現在85歳の挿絵画家・堂昌一氏が昭和49年岩田専太郎亡きあと、連載小説さし絵の後継者となる以前の作品を探し始めた。とりあえず39歳の時の森川哲郎「血と雪と女」(「読物と講談」昭和38年1月号)や38歳の時に描いた斎藤哲夫「宇宙偵察隊」(「読切特選集」昭和37年9月号)を見つけた。時代小説を得意としているものと思っていたが、SFの世界も描いていたとは驚いた。

堂昌一:画、森川哲郎「血と雪と女」(「読物と講談」昭和38年1月号) 堂昌一:画、森川哲郎「血と雪と女」(「読物と講談」昭和38年1月号) 堂昌一:画、森川哲郎「血と雪と女」(「読物と講談」昭和38年1月号) 堂昌一:画、斎藤哲夫「空想戦慄宇宙偵察隊…

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〒157-0068東京都世田谷区宇奈根1-21-6 スタジオ・リンクス 星様気付 日本出版美術家連盟事務局販売部 fax/03-3749-8669 mail: e-hoshi@theia.ocn.ne.jp mail: suibisouga@jpal-art.com mail: md9s-oonk@asahi-net.or.jp

挿絵画家の団体、日本出版美術家連盟が刊行した「粋美挿画」創刊号、好評発売中。巻頭特集14頁「99歳でなおも活躍を続ける 挿絵画家・中一弥」、第40回日本出版美術家連盟作品展出品43名の作品を掲載。

堂昌一がいつごろから本格的にさし絵を描き始めたのか、そしてデビュー作は何だったのか、等という事については、インタビューでもはっきりしなかった。さし絵を描き始めた頃は「明星」や「平凡」などの付録に付いていた歌本のカットなどを描いていたというのが、答えだった。『堂昌一画集』(ノーベル書房、平成4年)巻末に記されている略歴によると

1941(s.16)年(*22歳)本郷絵画研究所に学ぶ 1944(s.19)年(*25歳)大東亜戦争美術展、聖戦美術展出品、陸軍美術協会会員 1974(s.49)年(*48歳)岩田専太郎氏死去により「週刊文春」連載中の松本清張「西海道談綺」のさし絵を引き継ぐ とあり、さし絵…

岩田専太郎が昭和49年2月に73歳で亡くなったあと、連載のさし絵を引き継ぐ事になった堂昌一は、生前専太郎と「週刊大衆」昭和37年3月号誌上で競演していた。五大連載小説を鴨下晁湖、宮田武彦、土井栄らとともに、岩田専太郎は山手樹一郎「浪人市場」を堂昌一は南條範夫「赤い絶壁」を担当し5枚看板として活躍していた。

岩田専太郎:画、山手樹一郎「浪人市場」(「週刊大衆」昭和37年3月) 岩田専太郎:画、山手樹一郎「浪人市場」(「週刊大衆」昭和37年3月) 堂昌一:画、山手樹一郎「浪人市場」(「週刊大衆」昭和37年3月) 堂昌一:画、山手樹一郎「浪人市場」(「週刊大…